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はやぶさ2の打ち上げの見学を現地では困難なので… [ニュース]

はやぶさ2打ち上げは2014年11月30日(日)13時24分48秒の予定ですが、これを現地で見学するのは、大半の人は難しいはずです。
とは言え、テレビやインタ-ネットでの動画では見れるはずなので、その特徴などを後ほどご紹介しますが、まずはどのくらい現地で盛り上がっているかについてお伝えしますね。

ay_hayabusa2_01_fig01.jpg
※http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1205/14/...

現在のところ、種子島の宿泊施設や高速船の予約はファンたちですでにいっぱいとなっており、当日は何とタクシーさえ拾えないそうですよ。
打ち上げ場所となる種子島の観光協会には、既にふだんの10倍以上の問い合わせがきており、協会は、過去最多に並ぶ4千人の来島者があると予想しているそうです。
そのくらい現地では盛り上がっているんです。

また、どうしても見たい人は、隣の屋久島から見ようと計画している人もいるそうですよ。
発射場から海を隔てて約40キロの屋久島では、登山して山頂から打ち上げを見るトレッキングツアーが計画されているらしいです。

さらに中には、打ち上げ時刻に種子島近く上空にいる飛行機の中から見ることを計画している人もいるみたいで、これこそ正に執念ですね。

でも、そのくらい見る価値があるのだと、テレビで伝えられる映像を見て私も思いました。

このような人気となったのも、やはり、劇的な帰還を果たし、また映画にまでなった“初代はやぶさ”の存在がかなり大きいですよね。
その“初代はやぶさ”から、かなり改良されたはやぶさ2について簡単にご紹介します。

最初に、打ち上げ後のスケジュールですが、1年間は地球近傍に滞在し、その後、2018年6月頃に今回の目的地である小惑星1999 JU3に到着する予定です。
それから1年半、小惑星の上空に滞在し、その間に、小惑星で観測などを行います。
その後、2019年11月頃に小惑星を出発し、2020年11月頃に地球に帰還するのですが、最終的に戻るのはカプセルだけで、探査機は軌道を変えて再び宇宙へと向かうそうです。
これはあくまで予定であり、探査機に燃料が残っていればという条件付きだそうですが。

また、はやぶさ2は、小惑星から100㎞以上離れたところにいる場所では地球にいるオペレーターが命令を送るそうですが、小惑星から100㎞以内の場所では探査機が自分で考えて判断するそうです。
その理由は、指令室からコマンドを送ってもそれがはやぶさ2へ届くまでに約40分もかかってしまうからだそうです。
“自分のことは自分で決めてしまう”探査機ってすごいですよね。

その他に私が個人的に一番驚いたはやぶさ2の特徴は、金属の弾丸を秒速2キロという高速で小惑星の表面に向けて打ち出し、人工クレーターを作るという点です。
AS20141125001126_commL.jpg
※http://www.asahi.com/articles/ASGCR6HLYGCRULBJ00T....
その人工クレーターを作る場面をテレビで見ましたが、技術の高さにはかなり驚きました。
人工クレーターができれば地下物質の採取を行うことができ、新たな知見を得ることができそうです。

帰還する2020年は東京オリンピックが行われる年なので、その年はきっとさらに盛り上がるでしょうが、その前に、打ち上げという歴史的瞬間に立ち会えるのは最高ですよね。
打ち上げられる前に、はやぶさ2のスケジュールや特徴などを知っておくと、ますます興味が沸いてくるような気がしますが、みなさんはいかがでしょうか?

6年をかけて52億を旅する今回のミッションでも、“初代はやぶさ”と同様にさまざまなドラマが生まれるはずです。
楽しみに見守りたいです。


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