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菅原文太と高倉健へのコメントから見えること [エンタメ]

俳優の菅原文太さんが11月28日に亡くなっていたことが、本日伝えられました。
今回は、先日亡くなった高倉健さんと菅原さんへの追悼コメントなどから、ほぼ共演のなかった二人の共通点を探っていきたいと思います。

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※日刊スポーツ 菅原文太さん写真館より

高倉さんへの追悼コメントは私の11/18のブログ(http://daikichi-trend.blog.so-net.ne.jp/2014-11-18-2)に書いておりますので、今回は菅原さんへの追悼コメントをまずは書きたいと思います。

●「仁義なき戦い」などで共演した北大路欣也さん
「激しく、熱い、文太さんの波動が忘れられません」

●「仁義なき戦い」で共演した松方弘樹さん
「色んなことを教えていただいた。文太さんは9つ上、高倉健さんは11歳上。(私は)とても相手にはならないんですが、文太さんはまだ近かった。いい兄貴分でした。ショックどころじゃない」

●「トラック野郎」で共演した愛川欽也さん
「オレは当時から酒を飲んでいなかったんだけど、文ちゃんはよく飲んでいたよね。2人で昼飯を食べに行ったりしても、だいたい監督やプロデューサーがいて、2人でゆっくり話す機会がなかった。オレが酒を飲めなかったのは悪かったなぁ。飲めていたら、もっと話ができたと思うよ」

●「トラック野郎」で共演したせんだみつおさん
「僕が憧れた世代の人がみんな消えていく。さびしくてしょうがない」

●「映画女優」で共演した吉永小百合さん
「密度の濃い日々でした。溝口(健二)監督と田中絹代さんに扮しての芝居でしたが、緊張感の中で胸が躍りました。近年の社会的なご発言も、私の心に強く響いております」

●「妖怪大戦争」で子役時代に共演した神木隆之介さん
「とても良くしてくださり、本当の祖父のようでした」

●自身のデビュー作品の映画「わたしのグランパ」で共演した石原さとみさん
「柔らかい笑顔とジーンとする声のグランパにもう会えないと思うと本当に悲しいです」

●東映の岡田裕介会長
(11月10日に高倉健さんが死去したことにも触れ)「また1本の矢が折れました。心からお悔やみ申し上げます。我が東映は、一丸となり折れない3本目の矢となる決意です」

●CMで共演したはるな愛さん
「またお仕事ご一緒させてもらいたく、お会いできるのを楽しみにしていたやさきでした。本当に本当に悲しくて残念です。菅原文太さん。ありがとうございました。どうぞ安らかにお眠り下さい」

●ジャーナリストの鳥越俊太郎さん
「日本人の精神を代表した人たちが亡くなるのはぽっかり穴があいたような感じがします。日本の今の政治、社会、文化に対するありように危機感を抱いていた」

●歌手の小林幸子さん
「ビックリしました。ヤクザの役をやっているときは、本物が来たような近寄りがたい雰囲気がありましたが、普通のときは優しく声をかけて頂いていました。素敵な方でした」

以上、各界の関係者のコメントを記載しました。

菅原さんと高倉健さんという映画界の二人の大物俳優が同じ時期に亡くなったわけですが、二人への追悼コメントで共通している点が、現在も活躍している一流の方たちが二人を心から慕っていたということだと思います。
それは、役者としてだけでなく、人間として尊敬するべき点がたくさんあったからだと感じました。

今回の新聞報道で、菅原さんが最近は福岡県福岡市内に住み、11月30日に県内の太宰府天満宮祖霊殿で家族葬が執り行われたとの記事を見て、大変驚きました。

福岡の知人に尋ねたところ、この件は福岡の夕方の情報番組「めんたいワイド」でも取り上げられたそうですが、司会者をはじめ出演者の誰もが、福岡に住んでいたことを知らなかったようです。

考えてみれば、高倉さんは福岡県中間市の出身ですので、福岡という場所が二人を結ぶ不思議な縁と言えるかもしれません。

二人はもちろん有名は映画俳優ですが、個人的に最近印象に残っていたのはCMでした。

先に亡くなった高倉さんについては、現在も流れている健康家族の「伝統にんにく卵黄」のCMです。
このCMを最初に見たとき、私は個人的に「健さん、若いなあ」という感想を持ちました。
でも、もしこのとき体調が既に悪かったのだとしたら、健さんのプロ根性には脱帽です。

そして、今日亡くなったことが分かった菅原さんについては、今回の追悼コメントにも載せている、はるな愛さんと共演したスズキの軽トラック「新型キャリイ」のCMです。
そのコミカルな内容がとても頭に残っていて、任侠映画で出ていたときとは違った優しそうな菅原さんの表情が印象的でした。

東映の岡田会長がコメンしているように、かつての東映の二大スターが亡くなりましたが、二人はほとんど共演することはなく、別々の道を歩んできました。

しかし、これは私の想像に過ぎませんが、きっと二人は心の中で意識し、そして互いを認め合っていたのではないかと思いますが、みなさんはどのように考えますか?

ぜひご意見をお聞かせください。


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